久しくブログを更新していなかったので、たまにはブログを更新。
ここのところはPCパーツ価格高騰やあまり面白いパーツがなかったので、趣味のメインがすっかりプラモデルに移っています。45年以上ゆるく続いてる趣味なので、今と昔ではすっかり違うなと思うことも多いですが、エアブラシも40年くらい前に始めて手にして以来使っている道具です。
最近はかなりハードルが下がってちょっとエアブラシを使ってみようという初心者の人も増えてたりするけど、ホントに最初ってどうだったけ?と思い返しつつ、いまどきだったらどうするのが良いかなとブログ記事にしてみようと思います。
写真は後から追加で、とりあえず文章にて。長文になるので記事を分割するかも後から考えよう。
気が向いたら動画を作ってみるのも良いのかな。気が向けばですが。
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エアブラシ、何が必要?
エアブラシを使うのってある程度まとまった初期投資が必要なのは事実。なるべく抑えたいけど、必要なものは買うしかないですよね。
- エアブラシ本体 + コンプレッサー
- 塗装ベース + 塗装棒
- 塗装ブース
- 塗料皿、調色棒
- 塗料
- うすめ液
- ツールクリーナー
- ティッシュ、キッチンペーパー、キムワイプなどのウエス
こんなところかな。ちょっとずつオススメ品も並べてみます。
エアブラシ本体 + コンプレッサー
エアブラシ本体であるハンドピースと、空気を送るコンプレッサーは事実上の必需品です。
コンプレッサーの代わりにガス缶を使うこともできますが、ものすごく高くつきます。最初からコンプレッサーを購入するのは、楽しくエアブラシを利用するには必須です。
また、充電式エアブラシは最初のエアブラシとしてはオススメしません。
価格が安いこともあり、最初のエアブラシとして勧められていることも多いのですが、以下の点が難点であると私は考えています。このため、充電式ではないコンプレッサーを持っている上で追加のエアブラシとして購入するのは良いですが、最初のエアブラシとしてはオススメしません。
- バッテリー切れを心配しなくてはならない
エアブラシは塗装の後、すみやかに掃除が必要です。
エアブラシの清掃には、塗装するときと同じようにエアーを送り込む必要があります。バッテリーが切れてしまうと掃除が出来なくなって焦ることになり、焦りは破損の引き金となります。 - 取り回しのしやすさに劣る
ハンドピースの下に充電式コンプレッサーがついている状態は、ハンドピースを細かく動かすのには邪魔です。ホースをつけられる充電式エアブラシも増えていますが、コンプレッサーが小さく、コンプレッサーが倒れる等する不安を考えると、据え置きコンプレッサーにホースを付ける方が安心です。
初心者こそ、不安要素を取り除いて、焦ることなく作業できる環境を揃える方が良いと思います。
最初のハンドピースは、0.3mmノズル ダブルアクションをオススメします。どこのサイトや動画でも、まず、0.3mmノズル ダブルアクションを挙げられるのは、一番扱いやすいのと、ほどよい細吹きとほどよい太吹きができて、ガンプラで言えばHGクラスくらいの、手頃なサイズを仕上げるなら1本でもできます。
オススメ品をと言われたら、予算が潤沢であるか、予算を抑えるかによりますが、今の私なら3択です。以下の3種類はいずれも自分で購入して使用しているものです。
1) GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5レギュレーター/プラチナセット
実売価格で5万円前後します。昔のエアブラシの価格から言うと、これでも普通の価格なんですが、今時を思うと少し高いです。
L5は圧力が低いというのをよく言われますが、0.4mm以下のハンドピースであれば、まったく問題ありません。同梱のプロコンBOY WA プラチナ0.3 ver.2との相性はバッチリです。大きいプラモデルを作るのに、0.5mm以上のハンドピースを使うなら、L5はオススメしません。
L5の良い点は、動作音が割と抑えめなのと、24時間連続稼働が出来ることです。
作業中にコンプレッサーを冷ますために止めたり、塗装後の掃除中にバッテリーが切れたり止まるということもありません。
2) ツールズアイランド エアブラシスターティングキット
実売価格で1.5万円未満です。たまにセールで1.3万円未満になります。
正直、稼働中はうるさいです。ただし、3リットルのタンクがついていること、エアー圧が一定以上あれば停止することから、低めの圧力で使っている分にはすぐには稼働しません。0.5mmのハンドピースも余裕で使えて、価格も安い。
うるさいことを受け入れられるなら、一番のオススメです。
ただし、付属のハンドピースは、正直に言って、安物です。予算があるなら、このコンプレッサーと、GSIクレオスの プロコンBOY WA 0.3を購入して、組み合わせて使うのがもっともオススメです。
3) オーロックス AERO CROSS quiet
コンプレッサーの静かさにかけてはこれが最高だと思います。
連続稼働時間は30分程度と短く、タンクがないので吹き出し中はずっと稼働しますし、エア圧は0.1MpaくらいでL5と同等です。
しかし、充電式と異なり、バッテリー切れで掃除に困るということはないですし、吹き出し中以外は自動的に止まるようになっているので、連続で吹き続けなければ、使用時間としては1時間くらいは普通に使えます。
また、付属のハンドピースが比較的良いので、とりあえずは良質なハンドピースを買い足さなくても良いので、実売1.3万円くらいで、とても安いです。
ただし、圧力計付レギュレータがないので、圧力計付レギュレータを別に買うことをオススメします。ただし、エアレギュレータを机に取り付けるためのホルダーや、ホースが追加で必要になることに注意してください。
所有し、使用しているコンプレッサーとしては、Mr.リニアコンプレッサー L10、レイウッド NITRO COMP V1 + T-25もあります。Mr.リニアコンプレッサー L10は現在は販売終了しており入手困難なこと、NITRO COMP V1 + T-25については、可動音はツールズアイランドよりマシですが、可動音を除けば、使用感はツールズアイランドと変わりません。このため、価格も考えて、上記の3機種をオススメとしています。
塗装ベース + 塗装棒
塗装するパーツを直接机や床の上に置くわけにはいかないですし、手で直接パーツを持って塗装すると手が汚れてしまい、他のパーツを触って塗料を付けてしまうわけにもいかないので、パーツに持ち手を付けます。
昔は、プラ棒を使ったり、割り箸を使って、瞬間接着剤で軸の先に接着して後で折るとか、両面テープを使って貼り付けるとか、画鋲で留めるとかしたものです。
これらの手法は今でも使いますが、主流はクリップ付の棒に置き換わっています。
塗装棒は色々な種類があり、クリップになっているものから、逆作用クリップのもの、挿す物などありますが、最初の塗装棒としては、5種類の塗装棒が最初から入っている
ホビーベース 持ちやすい塗装棒 基本セット PPC-N22
を2個か3個、購入するのをオススメします。
3個くらい買っておくと、不足することなく塗装できると思います。
また、100円ショップなどで売っている、プラスチック製のペン立てを用意して、種類別に立てておくと、作業中に取り出しやすく、片付けも楽です。
塗装棒を使って乾燥するまで置いておくのに、昔は油粘土をクッキー缶に詰めて、そこに突き刺していくとかしていたものですが、今は、もっと便利な塗装ベースが販売されています。
ホビーベース 大きな塗装ベース 2個入り N31 は、ホビーベース製の塗装棒と組み合わせて使うと、穴の大きさと塗装棒の軸の太さが合うので、使いやすいです。
塗装ブース
室内で塗装する場合、塗装ブースは必需品です。塗料を吸い取って室外に排出しないと、室内で溶剤の濃度が上がってしまうと健康を害します。
模型用として市販されている塗料や溶剤は、十分に大量の空気で薄めてしまえば、人体に影響を及ぼすほどではなくなるので、強制排気の出来る塗装ブースを使って屋外に排出することで、十分に薄くする必要があります。
屋外で塗装する場合も、塗料の吹き返しを抑えたり、風の影響を避けるために塗装ブースが必要です。
ここでは、屋内塗装のためにオススメの塗装ブースを挙げていきます。
1) ネロブース
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最強の塗装ブースです。少し小さく価格も安い、ネロブースminiもあります。
最強だけあって、価格は高いですが、圧倒的な風量で大量の空気を吸い出します。
ただし、大量の空気を吸い出すということは部屋に入ってくる空気も大量になるので、排気をする窓とはなるべく離れた位置の窓やドアを開放して、大量の空気を取り込めるようにする必要があります。
当然、エアコンの効きも悪くなる、設置したら簡単に動かせないこともあり、置き場所の確保が難しいかもしれません。
私は、模型製作スペースで利用させて頂いていますが、所有していません。広い面積に大量の塗料を吹き付けて塗装する場合や缶スプレーを使用する場合は圧倒的にオススメですが、HGクラスの小さい物を作り、缶スプレーは使用しないなら、ここまでのものを買わなくても十分使えます。
2) タミヤスプレーワークペインティングブース II ツインファン
タミヤから発売されている塗装ブースです。使わないときはホースやフードを外して片付けられるので、使うときだけ設置するのに便利です。
一応、缶スプレーも使えますが、そこまで風量は多くないので、缶スプレーはオススメしません。
私はIIではなく、旧モデルを所有していました。性能的にはシングルファンのものと同等です。エアブラシでHGクラスを塗装するだけなら十分です。缶スプレーを一切使わないなら、さらに安い、シングルファンでも十分使えると思います。タミヤからパーツを取り寄せれば、後からシングルファンをツインファンにすることもできます。なので、最初からツインファンを購入するもよし、シングルファンを試してみて、ダメならツインファンにするというのも、少し余分に費用はかかりますが、アリです。
ある程度大きい物を塗装する場合は、旧モデルの使用感からすると、シングルファンでは力不足が予想されるので、予算が許せば、最初からツインファンを買うことをオススメします。
ちなみに、私は他の塗装ブースもいくつか使っていたのですが、タミヤ ペインティングブースからグレードアップするなら、自作するかネロブースかというのが選択肢と考え、パナソニック換気扇を使用して自作しています。ネロブースに比べるとはるかに少ない風量で、性能としてはスプレーワーク ペインティングブースII ツインファン程度になります。ただし、より静かで、LEDライトの埋め込みなどを行って、使い勝手を良くしています。
塗料皿、調色棒
塗料と溶剤をハンドピースのカップで混ぜちゃう人も多いようですが、ちゃんと混ざりきらずうまくいかないことや、塗料の中にダマが出来ているのに気付かないでいて濃度が適切にならないことがあります。
塗料は一度塗料皿に出して、ダマが出来ていないかどうか確認してから、溶剤を入れて薄めて、適度な濃度になったらハンドピースのカップに塗料を移して使用します。
塗料皿としては、
Mr.注ぎ口軽量カップ
をオススメします。
ある程度の量を作って、カップに注ぐのも、注ぎ口付で便利です。
他の場合は、30ml~60mlの白い紙コップもオススメです。紙コップは掃除しなくても使い捨てすれば、掃除のための溶剤やウエスを必要としないので、コスト的にはかなり差が小さいです。
調色棒は、2種類を用意することをオススメします。
Mr.スプーンアンドスティック
計量するためのスプーンと、混ぜるためのスティックのセットです。
塗料と溶剤は、種類によって、1:0.3、1:1~1:1.5、1:2~1:3といった具合になるので、塗料スプーン1に対し、溶剤小さいスプーン1とか、同じスプーンで2といった測り方ができます。大きさの違うスプーンが複数入った、このスプーン&スティックがオススメです。模型用溶剤で溶けない材質なので、軽く拭き取った後、シンナーやツールウォッシュを付けたウエスで拭けばキレイになります。
タミヤ 調色スティック
金属製スティックです。ビンの中の塗料を撹拌するには樹脂製のスプーンやスティックより、こちらの方がオススメです。
タミヤのスティックでビンの中の塗料をよくかき混ぜた後、Mr.スプーンですくって使うのが一番良いと思います。
塗料
ラッカー系塗料 (油性アクリル塗料)
Mr.カラー、ガイアカラー、タミヤラッカー塗料など、複数のメーカーから発売されています。乾燥が早く、失敗しにくいですが、匂いが強く、人体への影響も他の塗料よりは大きいので、防毒防塵マスクを付けることが推奨されます。
水溶性アクリル塗料
模型用としては単純にアクリル塗料と呼ばれることも多いです。
水性ホビーカラー、タミヤアクリル塗料が主流です。
昔は、エアブラシで塗装すると、乾燥までに非常に時間がかかる、下手に厚く吹くと、1週間かけても乾燥しないといった扱いにくさがあったのですが、2019年末のリニューアルにより、水性ホビーカラーは普通にエアブラシで使える塗料になりました。
水性エマルジョン塗料
アクリジョンやファレホなどが該当します。
アクリジョンは専用のうすめ液を使って適切な濃度にする必要があります。
ファレホはエアブラシ用の濃度に調整されているモデルエアー等を使えば難しくありません。
ただし、塗料が固まる前に速やかに塗装を行い、大量の水か専用ツールクリーナーを使用して固まる前に洗浄しなければならないのがせわしいのが欠点です。
エナメル塗料
あまりエアブラシで使うことはないですが、使えないわけではないです。他の塗料に比べてあまりメリットがないので、積極的にエアブラシでは使わないというところです。
私が普段使っているのはMr.カラー、ガイアカラーと水性ホビーカラーです。ABSに塗装するときはアクリジョンを下地塗装に使っています。
うすめ液
基本的に溶剤はそれぞれの専用品を使用しますが、それぞれの塗料の種類が同じであれば、ある程度の互換性があります。そこで、私が使っているのは以下の組み合わせです。
ラッカー系塗料
GSIクレオスのMr.カラーうすめ液、レベリングうすめ液、ラピッドうすめ液、GGXうすめ液、GGXラピッドうすめ液
ガイアノーツ 薄め液、ブラシマスター、メタリックマスター、プロユースシンナー
フィニッシャーズ ピュアシンナー
と、いろいろな溶剤を使っていますが、ほとんどの塗装はレベリングうすめ液かブラシマスターを使っています。リターダー入りで乾燥を遅らせていることで、多少のミスがあっても失敗塗装になりにくいので、気楽に塗装できます。
水溶性アクリル塗料
GSIクレオスの水性ホビーカラーうすめ液
ガイアノーツ アクリル薄め液
を使用しています。どちらも大きな差があるようには思いません。水性ホビーカラーは、エアブラシ用としては、リターダーを加えなくても、ちょうどいいくらいの乾燥時間になっているので、塗料と溶剤を基準1:1で少し薄めくらいにすると、良い感じになります。
乾燥を早くするために水性ホビーカラーにラッカー系溶剤や、無水エタノールを混ぜる方法もありますが、せっかくの低刺激臭、健康への影響も小さい塗料であるメリットを潰してしまうことになるので、オススメしません。それならラッカー系塗料を使う方が良いです。
アクリジョン
専用のうすめ液以外、選択肢はありません。かなり濃度がシビアなこと、ビンの中で固まってダマになってしまったら、溶剤を入れても溶けないので、スプーンですくって塗料皿に入れるときに、ダマがないか確認して、ダマがあれば取り出して捨てる必要があります。ストレーナーや茶こしフィルタなどで濾してしまうと簡単です。
ファレホ
エアブラシ用に濃度調整されたものだけ使用しています。私の場合はファレホにこだわりがないので、エアブラシ用として売られてない場合は、ラッカー系や水性ホビーカラーを使用しているので、筆塗り用をエアブラシシンナーで薄めて使った場合についての使用感はわかりません。
うすめ液は、頻繁に少量ずつ出すので、ハイキューパーツ DPボトルJPSに移し替えておいて、少しずつ注ぎやすくしておくのがオススメです。
ツールクリーナー
多少塗料が固まっても、塗料を強力に溶かす成分が含まれているので、エアブラシをキレイに掃除できます。
Mr.ツールクリーナー改
ラッカー系塗料にも水性ホビーカラーにもアクリジョンにも使用できるツールクリーナーです。ただし匂いは強め。
アクリジョン専用ツールクリーナー
アクリジョン用ですが、実はMr.カラーや水性ホビーカラーも、ほぼ同じように使えます。完全に固まってしまうとMr.ツールクリーナー改の出番ですが、匂いを抑えてエアブラシを使いたいのであれば、完全に固まらないよう気を付けて、水性ホビーカラーをメインにして、水とアクリジョン専用ツールクリーナーで洗浄するのが良いと思います。
ガイアノーツ ツールウォッシュ
一番利用頻度が高いです。ラッカー系、水溶性アクリル塗料で使用でき、固まった塗料も溶かしていきます。
1Lボトルで販売されているので、小分けにして使用すると便利です。
うすめ液で使用しているDPボトルJPSの他にも、セリアで販売されている、ポリプロピレン製のアウトドア用調味料ボトルも、少しキャップを回すとツールウォッシュが出せる、普段はキャップを回して栓をしておけるということで、便利です。
ウエス
ティッシュやキッチンペーパーで十分ですが、よく使われるのはキムワイプです。
キムワイプは化学実験機材などでも掃除用によく使われる、ティッシュのような紙ウエスですが、毛羽立ちにくく、紙の繊維が剥がれて落ちにくいため、ハンドピースにほこりを発生しにくい点が利点です。
しかし、普通のティッシュペーパーに比べて3倍くらい高いので、カップ内などはキムワイプ、ニードルアジャスタ周りとかの、塗料の吹き出し側から遠いところはティッシュペーパーを使うといった使い分けも良いと思います。
エアブラシを楽しもう
上記の通り、安い構成にしても、最初に3~4万円程度の予算が必要です。
しかし、一度揃えてしまえば、あつかいかたを間違えなければ、数年は故障もなく使えるものです。故障したときも、コンプレッサーだけとか、塗装ブースだけといった交換ができるものなので、
エアブラシを使うようになると、絶対に、それまで以上に楽しいプラモデルライフになると確信しています。
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